時は彩楽八年、三代将軍内田昇家光様のお膝元、
江戸の杉並の町を護るためひそかに放たれた隠密集団、
それがわたくしたちの本当の姿なのでございます。
今宵、記を担当いたしますのは彩楽お太鼓衆の一人
年増の夏湖でございます。
久方ぶりのご指名あいなりました。
本日は各衆の長を集めた寄り合いも行われまして、
とても充実したお稽古でございました。
基本の合わせ稽古では、初見の練習なぞもいたしました。
行進曲でございまして、確かニルヴァーナとか、ニライカナイとか、そんな題名であったように思います。
初見となると、なかなか拍子がお変わりになるところで不安に思ったりするものでございます。
さて、来月に迫りました演奏会の曲のお稽古にうつります。
最初に指揮をとられましたのは、北町奉行池田義彦守様でございました。
なんともはや、この「狼少女隊アイアンエンジェル(仮名)」では、わたくしはそれは忙しゅうございまして、
辺りのことはよく覚えておりません。
ぼんやりと、「こんなとき、用心棒の先生が助っ人で来てくださったらなあ」などと夢想していたことを覚えているしだいでございます。
そのあと、舞踊曲「Tui NoShinntaku?(仮名)」にうつりました。
諏訪監督の活動写真でございますね。
曲想はといいますと、メドレー形式になっておりまして、こうやって異国の舞踏に身をゆだねておりますと大変愉快な気持ちになるものです。
ただ、わたくし生粋の杉並っ子でございまして、舞踏といいますとどうしても「すぎなみ音頭」が身に染み付いているのでございます。
ですが、ここでは「まっすぐのびまっす~♪どんと、ど~どんとねぇ~」というわけには参りませんので、なんとか西洋の舞に近づこうと努力しているのでございます。
その後、休憩を挟みまして指揮者交代となりました。
お次は私どもの楽団の象徴とも言えるべき、帝(みかど)の登場でございます。
曲は「舞踊曲 百一匹わんちゃん大行進(仮名)」。
こちらも異国情緒たっぷりの一曲になっております。
変拍子にはやっとなれてまいりましたが、細かいところはまだまだ不安が残ります。
「敵は自らの中にあり!」とおっしゃったのは明智光秀でしたでしょうか?
強弱も、速度維持も課題でございます。
ちなみに「百一匹わんちゃん」といえば「だるめしあん」でございますが、
その昔わたくしの友人が、三銃士に出てくる人のことを「たるめしあん」と言っておりました。
そういえば、横笛のH川さんが以前「ポロメリア(花の名まえ)」のことを、「ポメラニアン」と言っていたのも、よき思い出でございます。
最後の一曲は「男おいどんメドレー(仮名)」。
男おいどんと言って、どれだけの方がお分かりになるか存じ上げませんが、とにかく「生きるとは?」「戦いとは?」「男とは?」と考えさせられる曲でございます。
金管楽器のかたがたの勢いが有り余っていますが、わたくしはどうしても演奏で引いてしまうところがありますので、今後も精進したいと思います。
本番までも暦を後一枚めくるだけとなりました。
お太鼓衆は三人で這い蹲って奉公しております。
今回は新しい方はお見えになりませんが、年末の演奏会ではもっとたくさんのもので楽しくどんじゃらほいといきたいものです。
さて、わたくしは明日、お世話になる練馬文化センターまで演奏会の成功を祈願して、三度、百枚のチラシという名のお札を奉納しに行ってこようと思います。
みなさまも、お誘い合わせの上是非いらしてくださいね。
それでは。
江戸の杉並の町を護るためひそかに放たれた隠密集団、
それがわたくしたちの本当の姿なのでございます。
今宵、記を担当いたしますのは彩楽お太鼓衆の一人
年増の夏湖でございます。
久方ぶりのご指名あいなりました。
本日は各衆の長を集めた寄り合いも行われまして、
とても充実したお稽古でございました。
基本の合わせ稽古では、初見の練習なぞもいたしました。
行進曲でございまして、確かニルヴァーナとか、ニライカナイとか、そんな題名であったように思います。
初見となると、なかなか拍子がお変わりになるところで不安に思ったりするものでございます。
さて、来月に迫りました演奏会の曲のお稽古にうつります。
最初に指揮をとられましたのは、北町奉行池田義彦守様でございました。
なんともはや、この「狼少女隊アイアンエンジェル(仮名)」では、わたくしはそれは忙しゅうございまして、
辺りのことはよく覚えておりません。
ぼんやりと、「こんなとき、用心棒の先生が助っ人で来てくださったらなあ」などと夢想していたことを覚えているしだいでございます。
そのあと、舞踊曲「Tui NoShinntaku?(仮名)」にうつりました。
諏訪監督の活動写真でございますね。
曲想はといいますと、メドレー形式になっておりまして、こうやって異国の舞踏に身をゆだねておりますと大変愉快な気持ちになるものです。
ただ、わたくし生粋の杉並っ子でございまして、舞踏といいますとどうしても「すぎなみ音頭」が身に染み付いているのでございます。
ですが、ここでは「まっすぐのびまっす~♪どんと、ど~どんとねぇ~」というわけには参りませんので、なんとか西洋の舞に近づこうと努力しているのでございます。
その後、休憩を挟みまして指揮者交代となりました。
お次は私どもの楽団の象徴とも言えるべき、帝(みかど)の登場でございます。
曲は「舞踊曲 百一匹わんちゃん大行進(仮名)」。
こちらも異国情緒たっぷりの一曲になっております。
変拍子にはやっとなれてまいりましたが、細かいところはまだまだ不安が残ります。
「敵は自らの中にあり!」とおっしゃったのは明智光秀でしたでしょうか?
強弱も、速度維持も課題でございます。
ちなみに「百一匹わんちゃん」といえば「だるめしあん」でございますが、
その昔わたくしの友人が、三銃士に出てくる人のことを「たるめしあん」と言っておりました。
そういえば、横笛のH川さんが以前「ポロメリア(花の名まえ)」のことを、「ポメラニアン」と言っていたのも、よき思い出でございます。
最後の一曲は「男おいどんメドレー(仮名)」。
男おいどんと言って、どれだけの方がお分かりになるか存じ上げませんが、とにかく「生きるとは?」「戦いとは?」「男とは?」と考えさせられる曲でございます。
金管楽器のかたがたの勢いが有り余っていますが、わたくしはどうしても演奏で引いてしまうところがありますので、今後も精進したいと思います。
本番までも暦を後一枚めくるだけとなりました。
お太鼓衆は三人で這い蹲って奉公しております。
今回は新しい方はお見えになりませんが、年末の演奏会ではもっとたくさんのもので楽しくどんじゃらほいといきたいものです。
さて、わたくしは明日、お世話になる練馬文化センターまで演奏会の成功を祈願して、三度、百枚のチラシという名のお札を奉納しに行ってこようと思います。
みなさまも、お誘い合わせの上是非いらしてくださいね。
それでは。
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